- Mathematica を無料で使う方法を知りたい
- Wolfram Cloud の登録方法がよくわからない
- Wolfram Cloud の使い方がよくわからない
この記事では、Mathematica を無料を使う方法である Wolfram Cloud の始め方と基本的な使い方を説明します。
Wolfram Cloudの始め方
Wolfram Cloud は次の 2 ステップで、誰でも簡単に始めることができます。
ステップ 1:Wolfram ID を作成する
まず、Wolfram Cloud の公式サイトにアクセスして、Wolfram ID を作成します。

メールアドレス、名前、パスワードを入力し、プライバシーポリシーに同意します(チェックを入れる)。
その後、「Create Wolfram ID」をクリックして、アカウントを作成します。


Wolfram ID が作成できました
ステップ 2:Wolfram Cloud にサインインする
次に、再び Wolfram Cloud の公式サイトにアクセスして、Wolfram Cloud にサインインします。
「Sign in」をクリックして、先ほど作成したアカウントでサインインします。







これで無料で Mathematica を使う準備が整いました!
Wolfram Cloud(Mathematica)の使い方
Wolfram Cloud(Mathematica)の基本的な使い方として、ここでは以下の内容について説明します。
ノートブックの作成方法
Wolfram Cloud にサインイン後、下のような画面になります。
「New Notebook」をクリックすることで、ノートブックを作成できます。


ファイル名の変更方法
ノートブックの画面左上の (unnamed) をクリックすることで、ファイル名を変更できます。


ここでは、「test.nb」というファイル名にしました。


「.nb」は Mathematica のファイルの拡張子で、数式だけでなく、テキストなども入力できます
数式のコマンドだけだと、後から見たときに何を計算させたのかわかりにくいので、適宜テキストで補足しておくと良いと思います



これから簡単な計算(四則演算)のやり方を説明します
四則演算の計算方法
四則演算(足し算、引き算、かけ算、割り算)は次のコマンドで計算できます。
演算 | コマンド | 入力例 | 結果 |
---|---|---|---|
足し算 | + | 2 + 5 | 7 |
引き算 | – | 6 – 4 | 2 |
かけ算 | * | 3 * 5 | 15 |
割り算 | / | 10 / 2 | 5 |
数式を入力したあと、Shift + Enter を押すと計算を実行してくれます



実際に計算してみましょう


このようになっていれば OK です。
In は入力、Out は出力を示すラベルで、計算の実行後に表示されます
In と Out の番号は実行された順番に付けられます。
最後に
この記事では、無料で Mathematica を使う方法である Wolfram Cloud の始め方から基本的な使い方までを説明しました。
この記事では説明しませんでしたが、Mathematica を使えるようになると、難しい計算をしてもらったり、数値的にしか解けない方程式を解いてもらえたりします。
ぜひ Wolfram Cloud に慣れていきましょう!