【力学】レベル別おすすめ参考書3選

この記事では,力学のおすすめ参考書を紹介します.

目次

【入門レベル】力学のおすすめ参考書

山本貴博「力学(物理学レクチャーコース)」(裳華房,2022)

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高校レベルからスムーズに大学レベルの力学に進める

完成度がすごく高い力学の参考書です.

物理学科に進学が決まった高校生から「春休みに大学物理を先取りしたいのですが,おすすめありますか?」と聞かれたら,迷わずこの一冊を薦めます.

本の内容は,決して簡単なものではありません.

大学基礎レベルの力学は十分網羅されており,しっかりと腰を据えて取り組む必要があります.

それでも入門レベルとして挙げたい理由は,読み進めるために必要な情報が過不足なく書かれている点にあります.

数式を追い,自分で手を動かして計算していけば,着実に理解を深めていける構成になっていると感じました.

また,所々にあるコラム(Coffee Break)が特徴的で面白いので,すでに力学を一通り学んだ方にも,改めて手に取ってほしい一冊です.

【基礎レベル】力学のおすすめ参考書

佐藤丈「物理学の考え方を理解する 力学」(培風館,2024)

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力学を通じて物理学の考え方を学べる

タイトルにあるように,本書は「物理学の考え方」を学ぶことができる一冊です.

特に,

物理学は数学語を用いて記述する

という点を強く意識するきっかけを与えてくれると思います.

力学で必要な数学や,そこで現れる数式の物理的意味が,本文中で丁寧に説明されている点が本書の大きな特徴です.

単に計算をするだけでなく,「なぜこの式が現れるのか」「この結果は何を表しているのか」を考えながら読み進めることができます.

力学を学ぶ段階で,物理的意味を自分の言葉で説明する練習ができるため,その後に学ぶ電磁気学や量子力学など,より進んだ物理の理解も深まりやすくなります.

兵頭俊夫「考える力学 第2版」(学術図書出版社,2021)

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自然現象を力学で考えることができる

本書は,ベクトルや微積分といった数学的道具から始まり,力学の基本的な内容,さらに力学を再構成した解析力学の内容までを網羅しています.

力学の参考書の中では比較的分厚く,最初から最後まで読み通すにはややハードルが高いと感じるかもしれません.

一方で,単振動などの典型的な問題に加えて,「ラケットの振り方のコツ」や「武道における投げ技」など,身近な現象を力学の視点から考察している点が本書の大きな魅力です.

これらの節に目を通すだけでも,自然現象をどのように力学で捉えるかについて,新たな発見が得られる一冊だと思います.

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