そらの物理のーと(https://sora-physics.com/)(以下、「当サイト」とします)の運営者のプロフィールと当サイトの概要について紹介します。
運営者のプロフィール
- 大学では物理学を専攻
- 専門は素粒子論(特に重力理論)
- TA 経験有り
TA はティーチングアシスタントの略で、大学院生が学部生の実験や演習の補助を行う制度のことです。

簡単に言うと、学部生の授業を手伝うアルバイトです
当サイトの概要
当サイト開設のきっかけ
2025年現在、専門書を読む以外にも、大学レベルの物理学を学ぶ方法はいくつかあります。
- YouTube
- ウェブサイト
- など
これらのコンテンツにはそれぞれ良さがあり、私自身たくさんお世話になっています。
しかし、大学で物理学を専攻する中で、「ネット上に自分の探している情報がない…」と思うことが多くありました。
それを明確化・言語化してみました。
- 大学物理における勉強のロードマップがわかりにくい
- 高校物理と大学物理のギャップが非常に大きい
- 講義や専門書では詳しい途中計算が省略されてしまうことが多い
- かゆいところに手が届く専門書やウェブサイトが少ない(あるいは見つからない)
- 物理学を楽しめずに挫折してしまう人が多い
そこで、物理学を学ぶ現役の学生に向けて、これらの問題を解決できるサイトを作成しようと思いました。
当サイトのコンセプト
このような背景から、当サイトのコンセプトは、
物理学を学び始めた大学1年生が、4年生の卒業研究を始められるレベルに到達するまでをサポートすること
としています。
よって、当サイトの主なターゲット(想定する訪問者)は、物理学を専攻する大学1年生から大学3年生です。
ただし、前提とする知識は高校数学(特に、指数関数、対数関数、三角関数、微分、積分、ベクトル)のみとします。
高校物理で学ぶ公式はすべて忘れてしまって大丈夫です。



むしろ高校数学の知識を使って、一から物理学を学ぶくらいの心持ちの方が良いかもしれません
したがって、次のようなことを心がけて当サイトを運営していきます。
- 大学で学ぶ物理学の全体像を示す
- (高校物理ではなく)高校数学を理解している大学1年生が、スムーズに大学物理を学び始められるような内容を提供する
- 途中計算や証明を可能な限り省略しない
- 検索しても見つからない内容(例えば、いつの間にか理解できているが、専門書等では明示的に言語化されていないこと)をなるべくわかりやすく伝える
- 厳密な説明だけでなく、わかりやすい言葉での説明も加える
- 当サイトに訪れてくれた学生が、自分の手で計算できるようになり、さらに自分の言葉で説明できるようになるような内容にする
また、TA としてレポートの採点業務に携わった経験を活かして、学生がつまずきやすい部分に手が届く記事を作成していきます。
当サイトで扱う内容
当サイトでは、大きく分けて次の4つの内容について扱います。
- 物理学(力学、電磁気学、解析力学、量子力学、熱力学、統計力学、特殊相対論、一般相対論、場の量子論、素粒子論、弦理論など)
- 数学(線形代数、ベクトル解析、複素解析、微分方程式、フーリエ解析、特殊関数、群論、微分幾何学など、主に物理のための数学)
- LaTeX の使い方や論文の調べ方など、技術的なこと
- 私自身がどのように勉強してきたか(専門書の紹介や自主ゼミのやり方、大学生活の過ごし方など)
学部で学ぶ物理学は(ほとんど)体系的に確立されているので、どのような切り口で説明するかなどの違いはありますが、誰が説明しても内容はほぼ同じものになってしまいます。
そこで、私自身の体験談を盛り込むことで、他のサイトとの差別化を図ろうと考えています。
当サイトに訪れてくれた学生にとって役に立つ情報を発信していきますので、何卒よろしくお願いいたします。
当サイトの歴史
- 2025-01-05 当サイト開設
- 2025-01-16 第 1 号記事投稿
- 2025-01-29 第 10 号記事投稿